地域のくらし共創デザイン研究所

地域・地場産業振興研究拠点

共に新たな価値を創り自律したくらしを!

所長 伊藤美由紀(ライフデザイン学部 生活デザイン学科 准教授)

少子高齢化や人口減少、価値観や生活様式の多様化などにより、人や地域(密住地も疎住地も)は健やかで活気あるくらしに危機感を感じ課題を抱えています。
本研究所は、子どもの健やかな成長、高齢者の生きがいのある生活、障害のある人の自律した生活を地域や社会全体で連携し支援することを目指し、これまで実践してきた団体や地域等と共に、学生参画型による自律的で持続的なくらしやコミュニティを創りだす実践的活動と研究を行います。

  • 2030年に向けて世界が合意した「持続可能な開発目標」です
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • 住み続けられるまちづくりを
  • パートナーシップで目標を達成しよう
キーワード
地域社会、共創、デザイン、福祉、健康、まちづくり、コミュニティ、防災減災、交通移動、資源活用、世代間交流、地域内外交流、生きがい、自律、生産、モノづくり、ヒトづくり、コトづくり、場づくり
地域のくらし共創デザイン研究所

活動内容

1.これまで連携してきた地域や団体との学生参画型の事業

まちづくりやコミュニティ形成のプロセスや効果など他地域で活かすための実践的研究を行う。

1) 仙台市八木山地域(高齢化の進む丘陵地形の住宅地)

「防災減災」をキーワードに集結した組織「仙台八木山防災連絡会」(2008年設立)がきっかけとなり、「まちづくり」や「地域包括ケア」などのキーワードで新事業にも取り組む。

2) 仙台市秋保地域(高齢化と人口減少の進む中山間地)

主体的な住民組織「野尻いぐする会」(2016年10月設立)の都市間交流事業を秋保総合支所と本研究所との協働で、身の丈に合う持続可能な活動となるよう実施していく。

3) 石巻市雄勝町(現在も復興工事中、人口減少も著しい東日本大震災の被災地)

雄勝硯生産販売協同組合らとの「いしのわプロジェクト」で外部資金を獲得し、「ヒト・モノ・コト・場」づくりに向けた支援を学生参画型で行ってきた。2020年に開館した「雄勝硯伝統産業会館」の運営や活用法など、組合から本研究所へ協力要請もあり、今後も継続して行う。

2.これまでの実践的な活動や研究を活かした他地域での事業(岩手県和賀郡西和賀町など)

各地域の特性にあった、地域資源を活かした、自律的で持続的な地域を創生するために、地域住民や行政等、地域内外の有識者や学生等も交えたワークショップや講習会等を企画開催する。

仙台市八木山地域

仙台八木山防災連絡会 仙台八木山防災連絡会
八木山まちづくりプロジェクト(八木山ハーブまちづくり) 八木山まちづくりプロジェクト
(八木山ハーブまちづくり)
地域包括ケア推進パンフレット作成 地域包括ケア推進パンフレット作成

仙台市秋保地域

波長2μmホルミウムマイクロチップレーザー(佐藤) 「野尻いぐする会」のロゴマーク作成
野尻交流カフェ「ばんどころ」 野尻交流カフェ「ばんどころ」
地域資源を活用した地域内外交流イベント 地域資源を活用した
地域内外交流イベント

石巻市雄勝町

復興イベント支援 復興イベント支援
雄勝石の商品開発に向けたワークショップ 雄勝石の商品開発に向けた
ワークショップ
復興まちづくりワークショップ 復興まちづくりワークショップ

岩手県西和賀町

住民らとの打ち合わせ 住民らとの打ち合わせ
無形資源調査 無形資源調査
有形資源調査 有形資源調査

令和5年度の研究(または活動)内容

1)仙台市八木山地域を中心とした活動
仙台八木山防災連絡会 災害時などの緊急時の連携を強固にするためにも、日頃からの世代間交流、仙台八木山防災連絡会への小中高大などの若者とその親世代の参画が必要とされた。…続きを読む

令和4年度の研究(または活動)内容

2022年度も新型コロナウイルス感染症予防と拡大に伴い、人々の生活意識や行動の変化、教育や働き方、連携や交流のありかたなど、社会の変化に合わせた活動や調査が求められた。
そこで、with コロナ、after コロナを考慮した活動や研究を行った。具体的には、情報弱者の高齢者や障害のある方への支援、支援の届きにくい地域の課題、インターネットを活用した広域のネットワーク構築や継承の課題に取り組んだ。また、これまで同様、まちづくりやコミュニティ形成に関する課題に対し、持続可能な自律したまちづくり活動の推進事業に取り組んだ。…続きを読む

過去の研究(または活動)内容

令和3年度の研究(または活動)内容

2021年度も新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、人々の生活意識や行動の変化、教育や働き方、連携や交流のありかたなど、社会の変化に合わせた活動や調査が求められた。
そこで、コロナ禍、withコロナを考慮した、オンラインシンポジウムの開催、まちづくりやコミュニティ形成の実践的活動は小規模で感染予防に配慮した活動方法、それに関連した研究を行った。また、長期化するコロナ禍で希薄になりがちな、まちづくりやコミュニティ形成に関する課題に対し、持続可能な自律したまちづくり活動の推進事業として取り組むことを主眼としたことが特徴といえる。…続きを読む

令和2年度の研究(または活動)内容

2020年度は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い さまざまな社会活動が自粛となり、教育や研究活動にも影響を及ぼした。開催内容の変更や規模の縮小などで対応し、まちづくりやコミュニティ形成のプロセスや効果など他地域で活かすための実践的活動や研究を行った。…続きを読む

令和元年度の研究(または活動)内容

1.これまで連携してきた地域や団体との学生参画型の事業
まちづくりやコミュニティ形成のプロセスや効果など他地域で活かすための実践的活動や研究を行う。
1) 仙台市八木山地域(高齢化の進む丘陵地形の住宅地)を中心とした活動
「防災減災」をキーワードに集結した「仙台八木山防災連絡会」(2008年設立・2020年3月現在45団体)では、防災減災を呼びかけるために八木山オリジナルの「ぼうさいダンス」の紹介、…続きを読む

メンバー

学内メンバー
  • 伊藤 美由紀(生活デザイン学科 准教授)
  • 菊地 良覺(東北工業大学 特命教授)
  • 畠山 雄豪(生活デザイン学科 教授)
  • 中井 周作(生活デザイン学科 講師)
  • 河内 聡子(総合教育センター 講師)
  • 佐藤  明(地域連携センター 地域未来構築事業コーディネーター)
  • 菅原  玲(教務学生課 主任)
  • 須藤 将仁(技術支援センター 教育支援技術職員)
  • 野津  弘(非常勤講師)
  • 並河 浩一(非常勤講師・客員研究員)
  • 山口  茂(非常勤講師・客員研究員)
  • 松永 なおみ(非常勤講師)
  • 川名 美宏(非常勤講師)
  • 庄子 奈々絵(非常勤講師)
  • 杉澤  修(非常勤講師・客員研究員)
  • 菊地 宣広(長町校舎事務室 主任)
  • 高橋 良雅(長町校舎事務室)
  • 坪子 典明(長町校舎事務室・元大学事務局コーディネーター)
学外メンバー
仙台市太白区八木山地域関連
  • 仙台八木山防災連絡会(44団体)
  • 八木山連合町内会
  • 八木山地域包括支援センター
  • 八木山地区民生委員児童委員協議会
  • 太白区社会福祉協議会/八木山地区社会福祉協議会
  • 仙台赤十字病院
  • 仙台市八木山市民センター
  • 太白消防団八木山分団
  • 就労継続支援B型事業所 希望の星
  • YARVOG(八木山地域再生・創生ボランティアグループ)
  • 八木山医療介護連携の会「やぎさんネットワーク」
  • 八木山歯科
  • ピーコムライフ八木山
  • エバーグリーン・ヤギヤマ
  • いまいメディカル/オレンジ薬局
  • 株式会社バイタルネット
  • 一般社団法人ございん八木山
  • 東北放送株式会社
  • 金剛沢緑地愛護協力会
  • 動物公園駅前ガーデン愛護会
仙台市太白区秋保地域関連
  • 秋保野尻いぐする会(野尻町内会)
  • 仙台市秋保総合支所
  • 太白区社会福祉協議会/秋保地区社会福祉協議会
  • 秋保地域包括支援センター
地域産業関連(第三生産技術研究室からの継承など)
  • みやぎ地場産品開発流通研究会
  • 雄勝硯生産販売協同組合
  • 津山木工芸品事業協同組合
  • 大崎市竹工芸館
  • 手しごとAKIU
  • 岩手県洋野町大野木工生産グループ事務局
  • 熊本県伝統工芸館
  • 手漉き和紙工房 潮紙(代表 塚原英男)
  • 時松辰夫先生継承協議会(仮)
   
宮城県産業技術総合センター
  • 伊藤 克利(研究連携推進監兼自動車産業支援部長)
  • 伊藤 利憲(企画事業推進部商品開発支援班 班長(主任研究員))
  • 篠塚 慶介(商品開発支援班 研究員)
  • 益田 佳奈(商品開発支援班 技師)
その他
  • 中島 敏:ジーマデザイン事務所代表(元生活デザイン学科 教授)
  • 小嶋 三男:元都市マネジメント学科助手
  • 山岸 義彦:一般社団法人PL対策推進協議会代表
  • 佐藤 友章:良友工房(一級建築士)
  • 道の駅津山もくもくランド
  • 株式会社ケアコム
  • 一般社団法人 パーソナルサポートセンター
  • 宮城がん患者支援の会「ホッとサロンin仙台」

関連研究テーマ等

学内公募研究
過去の学内公募研究等

令和3年度

  • 「秋岡芳夫の東北地方における産業・文化振興の理念と実践」(河内 聡子)
報告書等
  1. 「地域で取り組む非日常時(震災時)の健康維持に関するプロジェクト」
    伊藤美由紀 菊地良覺 松永なおみ 並河浩一  東北工業大学地域連携センター紀要EOS Vol.27 No.1 p.9-20 2015.03
  2. 「地域防災減災支援プロジェクト」
    伊藤美由紀 菊地良覺 中島敏 小嶋三男 松永なおみ 並河浩一 杉澤修他  東北工業大学地域連携センター紀要EOS Vol.28, No.1 p.89-98 2015.12
  3. 「大学と地域の協働連携による世代間交流プロジェクト」
    伊藤美由紀 菊地良覺 中島敏 中井周作 小嶋三男 須藤将仁 大寺未華 松永なおみ 並河浩一他  東北工業大学地域連携センター紀要EOS Vol.30 No.1 p.77-86 2018.03
  4. 「地域包括ケアシステム構築に向けた医療介護福祉連携プロジェクト」
    伊藤美由紀 菊地良覺 中島敏 中井周作 松永なおみ 並河浩一 山口茂、佐藤隆博他  東北工業大学地域連携センター紀要EOS Vol.31 No.1 p.37-45 2019
  5. 「みやぎの地場産品復興支援「手のちから」プロジェクト」
    菊地良覺・伊藤美由紀・佐藤明・中島敏他  東北工業大学新技術創造研究センター紀要EOS Vol.25 No.1 p.49-60 2012.11
  6. 「宮城の地場産品復興支援「手のちから」プロジェクト-その2」
    菊地良覺・伊藤美由紀・大沼正寛・小嶋三男・佐藤明・菅原玲・齊藤成一・中島敏他  東北工業大学新技術創造センター紀要EOS Vol.26 No.1 p.25-35 2014.02
  7. 「雄勝石産業を核とした産業とくらしの再生」プロジェクト報告書(半期ごとに作成)」
    菊地良覺・伊藤美由紀・大沼正寛・小嶋三男・佐藤明・菅原玲・齊藤成一他  2012年度三井物産環境基金2013.10-2016.3
  8. 「岩出山しの竹細工マニュアル 蓋付飯入ざる編 DVD」、「岩出山しの竹細工 紹介 DVD」、「岩出山しの竹細工マニュアル めかご編 十二本ざる編」
    東北工業大学岩出山しの竹細工マニュアル作成実行委員会(菊地良覺・伊藤美由紀・佐藤明・菅原玲他) 2017.2-2018.2
  9. 「白石市伝統産業振興ビジョン策定 (ワークショップ業務報告書)」2018.3、「伝統産業振興ビジョン報告書」2017.3
    菊地良覺・伊藤美由紀・佐藤明・菅原玲他

関連リンク