東北SDGs研究実践拠点

2030年に向けて世界が合意した「持続可能な開発目標」です

東北工業大学は、「保健(健康福祉)」、「科学技術イノベーション」そして「持続可能な都市」などの17のゴールを定める世界共通の取り組み「SDGs」に賛同し、以下の5つのコア研究テーマに重点的に取り組む「東北SDGs研究実践拠点」の形成を、皆さまとともに進めています。

1. 気候危機・対策技術研究拠点

地球温暖化に代表される気候変動は、いまや気候危機(Climate Crisis)と呼称されるほど、その深刻さを増しています。人為の地球環境影響を含め、本学において関連研究が多く実施されていることからこれらを拠点化し、環境計測、環境影響予測と評価、そして関連技術開発と社会実装を通じて、持続可能な社会の実現に貢献することを目的としています。

拠点のSDGs目標

  • すべての人に健康と福祉を
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任 つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 海の豊かさを守ろう
  • 陸の豊かさも守ろう
  • パートナーシップで目標を達成しよう

拠点の研究所

  • グリーンイノベーション研究所
  • 環境建築研究所
  • プレアデザイン研究所
  • 東北景観研究所

拠点の関連研究テーマ

科研費等競争的外部資金関連研究テーマ
  • 「高出力中赤外パルスレーザの発熱低減技術の研究」
  • 「車載用リチウムイオン二次電池のユニバーサル利用技術の開発」
学内公募研究
  • 「海水電解用酸素発生陽極を用いたイオン交換膜電気透析法の海水に含まれるマグネシウムイオンの影響」
  • 「3次元モデリングツールを用いた建築物のパッシブデザインに関する研究」
  • 「地域に根差した環境配慮型役場庁舎の環境性能の評価と見える化に関する研究」
  • 「ライダーセンシング用小型スーパーコンティニューム光源に関する基礎研究」

2. Society 5.0研究拠点

Society 5.0とは第5期科学技術基本計画において我が国が目指すべき未来社会の姿として提唱されたもので、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会と言われています。Society 5.0を実現するには、ICT、AI、IoT、ロボット等の技術が鍵となりますが、本学でもこれらに関連する研究が数多く行われています。本拠点は、これらの研究を連携・推進し、社会に貢献することを目指しています。

拠点のSDGs目標

  • すべての人に健康と福祉を
  • 安全な水とトイレを世界中に
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 働きがいも 経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任 つかう責任

拠点の研究所

  • センシングフォトニクス研究所
  • 材料デバイス研究所
  • 知能ロボティクス研究所
  • AiR研究所
  • ICTシステム研究所
  • IoTテクノロジ研究所
  • ICT教育活用研究所(活動終了)

拠点の関連研究テーマ

科研費等競争的外部資金関連研究テーマ
  • 「二次元材料の特異な局在プラズモン増強場の解明とその光レクテナへの応用」
  • 「半導体SPECTの急速的普及を果たすTlBrガンマ線イメージングアレイの開発」
  • 「表面増強ラマン散乱を用いた超高感度バイオケミカルセンサーの開発」
  • 「マルチセンシング情報を用いる屋内位置推定法に関する研究」
  • 「高出力中赤外パルスレーザの発熱低減技術の研究」
  • 「健康管理への応用を目指した生体ガス簡易計測用多孔体光学センサの開発」
  • 「睡眠ステージ判定への応用を目指した睡眠時呼吸制御システムの解明」
  • 「6 脚クローラ型ロボットの学習と注視機能による自律作業」
  • 「面接におけるノート使用のインタラクションへの影響評価」
  • 「フィードバック制御による映像提示を行う斜視視覚支援ウェアラブルシステムの開発」
  • 「ヒト大脳皮質オルガノイドの機能を指標とした薬効評価法の開発」
  • 「神経活動のビックデータ解析法を用いた化合物が引き起こす痛みおよび依存症評価法の開発」
  • 「ヒト脳オルガノイドの多機能同時計測法の開発と薬効評価」
  • 「神経回路活動における同期バースト発火検出AIの開発」
  • 「神経細胞集団のCa輝度変化情報の機械学習による医薬品の痙攣毒性予測法の開発」
  • 「単一軸索伝導速度計測と軸索形態の機械学習に基づいたミエリン機能障害評価法の開発」
学内公募研究
  • 「スモール時系列センシングデータを用いた高性能エッジ機械学習システムの研究開発」
  • 「MIMO-WPTシステムにおける無線電力伝送効率に関する研究」
  • 「ライダーセンシング用小型スーパーコンティニューム光源に関する基礎研究」
  • 「アイセーフレーザーを用いたテラヘルツ波センシングに関する研究」
  • 「テラヘルツ量子エレクトロニクスのための要素技術の開発」
  • 「雪面滑走における定量化」
  • 「無線LAN実利用環境可視化システムの研究・開発」
  • 「液体窒素温度で動作する高温超伝導マグネット永久電流スイッチの開発」
  • 「サイバーボランティアの効率化と活性化のためのシステム開発」

3. 防災・減災技術研究拠点

本学は1978年の宮城県沖地震や2011年の東日本大震災など数々の災害を経験し、乗り越えてきました。それら経験の中で培われ、研究成果として蓄積してきた技術をさらに推進し、研究成果を社会に還元することを目指します。大地震時において本学建物で収集されている振動解析データは国内外の研究で活用される貴重なものです。また本学建物に応用されている耐震・制震技術は研究の知見により実用化された成果でもあります。さらに災害時、災害後の私たちの暮らしや地域・コミュニティの復旧・復興とその維持に関わる取り組みも含めて、防災・減災の技術と、その先にある私たちの安心で安全な暮らしを追求する研究拠点です。

拠点のSDGs目標

  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • 住み続けられるまちづくりを
  • 陸の豊かさも守ろう
  • パートナーシップで目標を達成しよう

拠点の研究所

  • 安全安心モビリティ研究所 NEW
  • インフラストラクチャーメンテナンス研究所
  • 制振工学研究所

拠点の関連研究テーマ

科研費等競争的外部資金関連研究テーマ
  • 「実構造物による免制震装置の補修方法の有効性検証、新たな提案及び同定手法の研究」
  • 「危険性自己発信機構を有するあと施工アンカーの開発と実建物への適用可能性の検証」
  • 「実構造の地震記録により組立構造の接合部の計算手法を同定し、プログラムを提案する」

4. 医工学・健康福祉研究拠点

超高齢化社会を迎え、健康に長く生きることのできる豊かな社会が求められています。幅広い工学分野の先端技術を結集して医療・福祉機器の開発を行う医工学研究(工学部)や、医療・福祉・保健を中心としたまちづくりによる地域環境および居住環境の質の向上などの福祉住環境の研究(建築学部)、さらに人間の幸福感を追究する人間科学研究(ライフデザイン学部)といった、医療・健康福祉の増進・向上により持続可能な社会の実現に貢献することを目的とした、本学のオリジナリティーに溢れる多彩な分野からなる研究拠点です。

拠点のSDGs目標

  • すべての人に健康と福祉を
  • 働きがいも 経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任 つかう責任

拠点の研究所

  • 認知症の人と環境研究所
  • 生体医工学研究所
  • 北欧デザイン研究所
  • Well-Being研究所

拠点の関連研究テーマ

科研費等競争的外部資金関連研究テーマ
  • 「高出力中赤外パルスレーザの発熱低減技術の研究」
  • 「睡眠ステージ判定への応用を目指した睡眠時呼吸制御システムの解明」
  • 「フィードバック制御による映像提示を行う斜視視覚支援ウェアラブルシステムの開発」
  • 「ヒト大脳皮質オルガノイドの機能を指標とした薬効評価法の開発」
  • 「神経活動のビックデータ解析法を用いた化合物が引き起こす痛みおよび依存症評価法の開発」
  • 「ヒト脳オルガノイドの多機能同時計測法の開発と薬効評価」
  • 「神経回路活動における同期バースト発火検出AIの開発」
  • 「神経細胞集団のCa輝度変化情報の機械学習による医薬品の痙攣毒性予測法の開発」
  • 「単一軸索伝導速度計測と軸索形態の機械学習に基づいたミエリン機能障害評価法の開発」
  • 「健康管理への応用を目指した生体ガス簡易計測用多孔体光学センサの開発」
  • 「面接におけるノート使用のインタラクションへの影響評価」
  • 「建築・設備の協働による高齢者施設の感染症リスクを低減させる建築計画に関する研究」
  • 「一般均衡理論導入史における米田庄太郎:京都大学所蔵「米田文庫」を手がかりに」
学内公募研究
  • 「高齢者施設における感染症リスクを低減させる建築・設備に関する研究」
  • 「腕時計型ウェアラブルデバイスを用いた呼吸測定技術の確立」
  • 「車載用リチウムイオン廃蓄電池を利用したスマートグリッドシステムの実証実験」
  • 「雪面滑走における定量化」

5. 地域・地場産業振興研究拠点

本研究分野は、地域の自立(自律)を目指すことから、有形無形の地域資源活用のための調査から評価分析及び与条件設定とその活用展開(産業振興に関しては商品開発・流通開発等)を対象地域との協働による実践的研究を推進する拠点です。

拠点のSDGs目標

  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 働きがいも 経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任 つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • 陸の豊かさも守ろう
  • パートナーシップで目標を達成しよう

拠点の研究所

  • 地域経済研究所
  • 地域文化財研究所
  • 生業景デザイン研究所
  • 地域のくらし共創デザイン研究所
  • マーケティングサポート研究所
  • 東北産業デザイン研究所(活動終了)

拠点の関連研究テーマ

科研費等競争的外部資金関連研究テーマ
  • 「明治時代の地方城下町における名匠の作風形成と弟子たちの継承」
  • 「令和4年度 弘前市仲町伝統的建造物群保存地区防災計画見直し調査業務」
  • 「道の駅津山もくもくランド復興活性化構想策定業務」
学内公募研究
  • 「拠点施設における地域産品流通の波及領域とその主成分分析―道の駅津山と道の駅三滝堂の比較を事例に―」
  • 「登米市伝統文化の映像アーカイブ化」
  • 「地技の再評価のための生業場とコモンプレイスの連携・創出に関する実践的研究」