レポート

復興大学 県民講座㉝㉞を開講しました

学都仙台コンソーシアムの復興大学県民講座を11月16日(土)に開講しました。

一昨年から一般の方々にも広く受講できるようになりました本講座では、本年も多彩な講師陣を迎え6科目34講座開催しております。

第33講目「生業景を育て、結びつける①丸森シルクコアトリエの試み」第34講目「生業景を育て、結びつける②スレート千軒講の試み」の2講座を東北工業大学 安全安心生活デザイン学科 教授 大沼正寛 先生にご登壇いただきました。

大沼教授は今年9月に本学プロジェクト研究所として“生業景デザイン研究所”を立ち上げられ、地域の資源や環境を活かして価値を生み出す「地技」を再評価して個々の動きを結びつけながら発展・継承させ、地域固有の美しい景観醸成につなげることを目標として活動されています。

第33講目、養蚕農家やシルク和紙・染め織り・繭細工の作り手たちが歩み寄り「丸森コアトリエ」が立ち上がり早3年、それまでの経緯からこれからの丸森シルクの未来をどう描いていくか、そして先日の台風被害について等々のお話がつきませんでした。第34講目では、天然スレート屋根について東京駅の屋根にも使われているという説明から、宮城県雄勝町の雄勝石での石板開発、東日本大震災でその建物の多くが失われた雄勝町を紹介し、そして県北地域で今も残る天然スレート屋根とその保存活動について、私たちが見かけていても意識していなかった“生業景”についての講義が続きました。

次回は台風で延期しました講座26・27を11月23日(土)13時30分から東北工業大学一番町ロビー2階ホールで開催します。本年度最後の復興大学「県民講座」となりますので、講座27が終了後、修了式を開催いたします。修了証書をお渡しいたしますので、今年度受講された方は是非ご出席ください。

お申し込み、お問合せは http://www.fukkou-daigaku.gakuto-sendai.jp/

から、又は電話かメールで事務局まで。※今後の講座一覧はサイト内に掲載されております。

電話番号 022-305-3818 メール fukkoudaigaku@tohtech.ac.jp

東北工業大学 安全安心生活デザイン学科 大沼正寛 教授東北工業大学 安全安心生活デザイン学科 大沼正寛 教授
ノーマルデザインアソシエイツ主催 阿部正 氏ノーマルデザインアソシエイツ主催 阿部正 氏