レポート
2025年度 第2回まちなか美術講座を開催しました
9月6日(土)、2025年度第2回まちなか美術講座『美術館と子どもたちをつなぐ-休館中の「学校アウトリーチ」事業について』を開催しました。
講師に宮城県美術館 学芸員の郷 泰典 氏をお迎えし、宮城県美術館で教育普及事業の一環として行っている鑑賞活動についてお話しいただきました。
只今宮城県美術館は改修工事で休館中です。休館中は、美術館から学校へ出向く「学校アウトリーチ」を実施し、宮城県美術館コレクション作品の高精細レプリカを活用し、作品の鑑賞と創作や言語活動を交えた授業を行っています。
アウトリーチ芸術活動とは、文化施設やアーティストが、通常の公演や展示とは異なる形で、地域や学校、福祉施設などに出向き、芸術を体験する機会を提供する活動のことです。
本講座では、美術館が「学校アウトリーチ」活動を行う目的と意味を最初にお話しいただき、実際行っている内容を受講者全員で体験しました。
クイズを行なったり、レプリカを見て気が付いたことや想像したことを発表し、自分の大切なものの履歴書を書いたりしました。また、アートカードによる授業の様子をお聞きしながら、子ども達の自由な想像力を養う大切さを学びました。参加された方々は事業の様子を興味深く聞き、熱心にメモを取っていらっしゃいました。
今回の講座は通常開催される美術講座とは違う教育普及のお話しに宮城県美術館の新たな魅力を知ることができました。

