レポート

2023年度第3回まちなか美術講座を開催しました

1125()2023年度 第3回まちなか美術講座「カンヴァスを離れて -カンディンスキーからネオ・ダダまで」を開催しました。

講師に宮城県美術館 副主任研究員の小檜山祐幹氏をお迎えし、宮城県美術館所蔵品を中心に前半はカンディンスキーの作品について、後半は日本のネオ・ダダイズム・オルガナイザー作品について解説いただきました。

宮城県美術館の代表的コレクションの一つとであるカンディンスキーについて、所蔵作品「商人たちの到着」から流れを追ってご説明いただきました。

ある色にも響きがあり、ある形にも響きがある。その響きが合わさりコンポジションする。共鳴し、複雑な響きができると画家が生涯テーマとした「内的な響き」についてお話しいただきました。

また、日本のネオ・ダダについては、以前に地震による美術館建物点検により、やむなく数日で中止となった企画展から作品をご紹介いただきました。

西欧における抽象絵画の発展に大きな役割を果たしたカンディンスキーと日本の前衛美術の走りであるネオ・ダダについて学ぶ稀少な講座でした。

宮城県美術館 副主任研究員 小檜山祐幹 氏宮城県美術館 副主任研究員 小檜山祐幹 氏
宮城県美術館所蔵作品 カンディンスキーについて宮城県美術館所蔵作品 カンディンスキーについて