レポート

2022年度 第3回まちなか美術講座を開催しました

20221119日(土)に、2022年度第3回まちなか美術講座「オランダ絵画が語るもの」を開催いたしました。

宮城県美術館研究員の小檜山祐幹氏をお迎えし、現在開催中の宮城県美術館特別展「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展」の展示についてお話しいただきました。

前半は、ドレスデン国立古典絵画館の成り立ちを歴史的背景からお話いただいたのち、展示会のメイン作品の1つであるフェルメール《窓辺で手紙を読む女》など、フェルメール作品に多く描かれている「手紙」が登場する作品を他作家の作品もまじえてスクリーンに映し出しながらご説明いただきました。

後半はフェルメール《窓辺で手紙を読む女》の復元された「天使」の画中画をはじめ、この時代のオランダ作品に描かれる画中画や物・動物・昆虫・植物・食物などのモチーフが象徴する意味(=イコノロジー)について展示作品を中心に解説いただきました。

受講された方々の集中力の高さが講義の内容の濃さを物語っており、最後の質疑応答では積極的な質問が多く、大変有意義な講座となりました。