10月20日(水)本学と連携の深い仙台市太白区の手しごとAKIU、熊本県伝統工芸館によるオンラインシンポジウムを開催しました。

コロナ禍、今改めて暮らしの質・心豊かさが問い直されております。

第一部の基調講演では、デザインや手仕事を取り入れた暮らしからの学びを、テーマに沿ってフィンランドに関わりの深い先生方より講演をいただきました。

フィンランドの歴史背景から手仕事の関係をひもときながら、教育現場での取り組みについても改めて工芸や自ら作ることとの向き合い方を学ぶことができました。

第二部では関係者が手仕事と育てるというテーマのもと、それぞれの団体からの話題提供を行いつつ、今後の暮らし方と手仕事との関係性を模索するディスカッションが交わされました。持続可能地域社会の想像、そして環境面においても工芸の視点や考え方、資源循環の在り方は非常に重要だという事を一同で理解を一つにし、新たな地域の核となるべく秋保地区の工芸の未来について、主催者の手しごとAKIUチームから提言が示されました。

大学関係者や工芸に興味を持っていただいている多くの方の参加を得ることができました。

東北工業大学では、地域に根差す工科系大学として、改めて手仕事価値、工芸のポテンシャルに対し、アカデミックな視点から関わりつつ未来を作る一歩を地域の皆さまと協働で作っていきたいと考えております。