レポート

登米市との連携事業紹介 -道の駅津山もくもくランド復興活性化構想策定(グランドデザイン策定)事業進捗報告-

現在登米市と東北工業大学では、登米市津山町に位置する道の駅津山もくもくランドの復興活性化構想策定事業(グランドデザイン策定)に取り組んでおります。

去る、令和元年の台風19号にて、登米市道の駅「もくもくランド」は甚大な被害を受け、現在道の駅もくもくランドの経営は仮店舗での営業を余儀なくされています。

 

写真:令和元年(2019年10月)台風19号の水害による被災の様子

もくもくランド駐車場より

もくもくランド内部

 

災害直後より、登米市と本学では、復旧への協議を繰り返し、現在共同事業にて、復旧と再稼働に向けたプロジェクトが始動しております。それが、もくもくランドグランドデザイン策定事業です。

大きな被害に見舞われた津山町の道の駅もくもくランドですが、現在嵩上げ工事なども順調に経過、本学は道の駅のリニューアルオープンに向け、持続可能な道の駅として、地域の拠点となる「道の駅もくもくランド」を目指しグランドデザインを策定中です。

グランドデザインの構想策定は、令和22月から令和42月までの期間にて取り組みを進めている事業「道の駅津山もくもくランド復興活性化構想策定(グランドデザイン策定)事業」です。事業構想ができましたら、改めてご報告いたします。

令和4年の春以降、この事業構想を元に、持続可能な地域の拠点として、そして登米市の大切な資源である木材の学びやエネルギーの学びなども盛り込み、次世代への地域の宝である林業資源の継承と、木工などの技術継承などを目指して取り組んでいきます。

登米の資源を核に未来へつながるSDGsの取り組みとして、登米市津山道の駅「もくもくランド」グランドデザイン策定事業を進めております。

 

もくもくランドグランドデザイン策定事業 プロセスエスキス案

 

○登米市との事業の経緯

東北工業大学と宮城県はもくもくランドを代表する矢羽細工などの開発支援に携わる(1980年代~)

木工芸品の商品開発などを支援

平成30年 登米市と東北工業大学との連携・協力に関する協定を締結

令和2年 東北工業大学と協同組合もくもくランドとの包括連携に関する協定書を締結

現在は、この道の駅津山もくもくランドの復興活性化構想事業を始め、津山町木工商品開発支援や道の駅活性化プロジェクト、また登米(とよま)地区の文化財を活かしたまちづくり、その他登米市の災害対応など様々な活動を進めております。