レポート

復興大学 県民講座㉘㉙を開講しました

学都仙台コンソーシアムの復興大学県民講座が10月19日(土)に開講しました。

一昨年から一般の方々にも広く受講できるようになりました本講座では、本年も多彩な講師陣を迎え6科目34講座開催しております。

第28講目「災害公営住宅のコミュニティ形成について」第29講目「東日本大震災と市民的専門性」の2講座を東北学院大学 特任教授 本間照雄 先生にご登壇いただきました。

第28講目では、災害公営住宅に住む多くの高齢な被災者住民同士のコミュニティの難しさとそれに対する取り組みについて、過去の阪神淡路大震災での孤独死防止の例を取り上げ、自治会などコミュニティを形成するには長い年月が必要であり、長期にわたる支援が必要であると述べられました。第29講目では、南三陸町では生活支援員を巡回型支援員・滞在型支援員・訪問型支援員と3種類に分け、それぞれの専門性を活かしてオリジナルの生活支援を続け街づくりへと発展させているという例を挙げ、町民参加の復興活動の様子を紹介しました。そして最後にこの被災経験をこれからの地域づくりにどのように生かすか、これは県民一人ひとりに課せられた課題であり、風化せずにこの教訓を時代につなげていきたいと講義を終えられました。

次回の講座30・31・32は、11月2日(土)13時30分から、今年度復興大学講座の中で受講生の方々の関心が高いマスコミのお二方を講師に迎えての「震災とメディア」2講座を東北工業大学一番町ロビー2階ホールで開催します。

お申し込み、お問合せは http://www.fukkou-daigaku.gakuto-sendai.jp/

から、又は電話かメールで事務局まで。※今後の講座一覧はサイト内に掲載されております。

電話番号 022-305-3818 メール fukkoudaigaku@tohtech.ac.jp

第28講目「災害公営住宅のコミュニティ形成について」東北学院大学 本間照雄 特任教授第28講目「災害公営住宅のコミュニティ形成について」東北学院大学 本間照雄 特任教授
第28講目「東日本大震災と市民的専門性」東北学院大学 本間照雄 特任教授第28講目「東日本大震災と市民的専門性」東北学院大学 本間照雄 特任教授