レポート

復興大学 県民講座㉓㉔㉕を開講しました

学都仙台コンソーシアムの復興大学県民講座が9月28日(土)に開講しました。

一昨年から一般の方々にも広く受講できるようになりました本講座では、本年も多彩な講師陣を迎え6科目34講座開催しております。

第23講目「災害と人間の心理」第24講目「将来へ備える~私たち一人一人ができること~」の2講座を東北大学 災害科学研究所 教授 邑本俊亮 先生にご登壇いただきました。

第23講目では、災害と人間の心理というテーマを4段階に分けて説明し、災害被災者とのコミュニケーショには、被災者や被災地のことをまず知り、被災者の心や気持ちに寄り添うことが重要であると述べられました。第24講目では、震災後我々が今後のためにできることとして「知ること」「育むこと」「忘れないこと」を挙げられました。震災を忘れないために「人間の記憶は時間とともに薄れる」「忘れないためには何度も思い出すこと」が需要であると結ばれ、将来に備え、震災の記憶を風化させてはいけないという事を改めて考える時間となりました。今年度の復興大学初の心理学的講義に受講生の方々も引き込まれ、あっという間に2時間の講義を終えました。

第25講目は「津波被災地の復興と人口移動」というテーマで本学の 稲村肇 名誉教授にご登壇いただきました。

先生が震災復興に関連し実施してきた様ざまな活動を紹介し、震災に対する研究者の思いについてお話をされました。被災地の復興に取り組み、見守り、社会を継続していくには、被災地とそれに関連する人たちで被災地を離れた住民の方々に被災地の情報を継続的に流し、被災地の将来に対して心を寄せてもらうことが重要とお話しされました。

※次回10/12(土)講座26・27は台風のため休講となりました。

お申し込み、お問合せは http://www.fukkou-daigaku.gakuto-sendai.jp/

から、又は電話かメールで事務局まで。※今後の講座一覧はサイト内に掲載されております。

電話番号 022-305-3818 メール fukkoudaigaku@tohtech.ac.jp

第23講目「災害と人間の心理」第23講目「災害と人間の心理」
第24講目「将来へ備える~私たち一人一人ができること~」 第24講目「将来へ備える~私たち一人一人ができること~」 
第25講目「津波被災地の復興と人口移動」東北工業大学 稲村 肇 名誉教授第25講目「津波被災地の復興と人口移動」東北工業大学 稲村 肇 名誉教授
熱のこもった講義熱のこもった講義