平成30年度 復興大学公開シンポジウムを3月14日(木)、仙台国際ホテルにて開催いたしました。

第一部では、災害科学国際研究所所長・教授の 今村 文彦氏より「震災伝承と新しい防災文化」と題し、講演をいただきました。

今村先生のご講演では、津波工学の観点からの研究検証の振り返り、新事実の報告、さらに、今後の伝承の仕組みについての見解について、定量的かつ解りやすい事例紹介を交えご報告を頂きました。それらを踏まえ、新たな枠組みについての取組みとして、震災伝承ネットワーク協議会の設立や、これからの防災文化醸成の為の検討項目の紹介がなされました。

第二部、第三部では復興大学の4事業についての今年度事業の報告、本事業に参画した学生6名によるリレートーク形式での報告が行われました。

発表した学生からは、多角的な視点が持てた点や、教育者を目指す学生の視点から防災教育の重要性、被災地での産業や生業継承のための人材育成の問題、ボランティア活動を通じての多世代交流や、コミュニティとの関わりの重要性などが強調されました。

ご来場を頂きました多くの皆様に、感謝を申し上げますと共に、本事業を通じて、更なる復興の促進に努めていきたいと思います。

復興大学部会 事務局 東北工業大学

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