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第73回 Tohtech サロンのご案内 東北現存最古の木彫像を最新のデジタルエンジニアリング技術で再現!

第73回Tohtechサロン開催のご案内

 

Tohtechサロン内容

テーマ:「デジタルエンジニアリング技術を活用した歴史的資源の再現」

〜十八夜観世音堂 観音菩薩像の制作〜

このたび、東北工業大学では、十八夜観世音堂保存会、宮城県、仙台市博物館の協力を基に、宮城県指定有形文化財に指定されている東北地方では現存する最古の木彫像である観音菩薩像を最新のデジタルエンジニアリング技術で再現に挑みました。

大学・自治体・民間企業等によるプロジェクトチームを結成、地域で大切に守られてきた「歴史的木造菩薩像」の文化的価値に着目し本尊不在の御堂に新たな像を設置することで、地域での交流拠点創出、地域の魅力創出、町の活性化に寄与出来ればと考えています。是非この度のサロンに足をお運び頂きたく、ご案内申し上げます。

詳細は第73回Totechサロンの案内チラシをご確認ください。

 

第73回 Tohtechサロン

デジタルエンジニアリング技術を活用した歴史的資源の再現」〜十八夜観世音堂 観音菩薩像の制作〜

【日 時】平成31年1月16日(水)16時~17時30分      (開場15時30分)
 

【会 場】東北工業大学一番町ロビー 2階ホール

仙台市青葉区一番町1-3-1(TMビル) TEL:022-723-0538

【主 催】東北工業大学

【共 催】宮城県

【協 力】十八夜観世音堂保存会,仙台市博物館

【参加費】無料

講師:

十八夜観世音堂保存会 会長   渡邉 由之

仙台市教育委員会文化財課 主任 酒井 昌一郎

宮城県産業技術総合センター 研究員     篠塚 慶介

東北工業大学 安全安心生活デザイン学科4年    遠藤 彪雅 (学生からの発表)

モデレータ:東北工業大学 安全安心生活デザイン学科教授     中島 敏

 

※背景

太白区長町、十八夜観世音堂の堂内には木製の観音菩薩像が祀られていました。近年の学術調査により東北地方では現存最古の木彫像と判断され、平成28年には宮城県指定有形文化財(彫刻)の指定を受けております(指定名称:木造菩薩立像)。現在は盗難防止、保存環境の改善、継続的な学術調査の観点から仙台市博物館に預けられ、十八夜観世音堂は本尊不在の状態となっております。十八夜観世音堂は仙台三十三観音信仰第三十二番札所となっており、長町地域の象徴的な存在で、十八夜観世音堂保存会では本尊不在を憂い、本堂に像を再現し祀りたいと念願していたところです。

このような背景の中、十八夜観世音堂保存会・仙台市博物館の協力のもと宮城県産業技術総合センター、東北工業大学,(有)ジーマデザイン事務所などが像の再現とその活用を目的にプロジェクトチームを設立。平成30年度「KCみやぎ産学協同研究会事業」を宮城県より委託され、産学官による共同研究を進めています。

この度、最先端のデジタルエンジニアリング技術(3Dデジタイザー,3Dプリンター等)を活用し観音菩薩像の再現に至りました。プロジェクトチームでは、地域で大切に守られてきた「歴史的木造菩薩像」の文化的価値に着目、本尊不在の御堂に新たな像を設置することで、地域での交流拠点創出、地域の魅力創出、町の活性化に寄与出来ればと考えています。

つきましては、再現に至るまでの経緯や内容について、また多くの方へ再現された観音菩薩像をご覧いただきたく、下記により本プロジェクトの活動報告を開催いたします。皆様には、お忙しいところとは存じますが、是非ご出席いただきますようご案内申し上げます。

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このたび、地域連携センターでは地域の皆様に本学の研究成果を知って頂く機会として

Totechサロンを開催致します。本サロンは産学連携の取組みを拡げる一環として、研究シーズの公開の場として設けている交流サロン型セミナーです。